06.8.20
「皆様こんばんは。毎度おなじみ3日に一冊、気になる装丁[2006夏コミ編]第2回でございます。」「毎度っていうほどやってませんけどね。」「今回はtabgraphics(かんざきひろ)さんの新刊、『猫耳警察』ですよ。」「あれ?これ確か夏コミ会場ではアンタ入手できなかったんでは?」「世の中便利なモンでして、某虎で穴な場所で売ってるんですよ。」「うわぁ。邪道だよそれは。」「じゃあなんですか、アナタ海外旅行とかいってお土産買い忘れた時とか、空港内の免税店とかでせめてお土産買って行こうとかしない人ですか。」「いやそもそも買い忘れないし」「大事なのは気持ちなんですよ気持ち。」「その気持ちが足りて無いから会場で入手できなかったんじゃないですかね。」「いや別に僕の責任感とか意気込みとかはどうでもいいんですよ。本の話をしましょう本の話を。」「強引に話変えたなあ。」「で、今回の主役tabgraphicsさんなんですが、ここの出す同人誌って毎度デザインに趣向を凝らしてるんですよ。で、ちょっと前まではそのデザインがなんというか、本の内容うんぬんにあまり関係なくセンスが先行したデザインだなあ、といった感じがあったんですが(私見)、前回の同人誌『ねこみみみ』あたりから本の内容にもマッチしたデザインに変わってきた印象があるんですよ。」「アンタは本当に失礼なことばっか言う人だなあ。」「いやーでもホント『ねこみみみ』あたりからグッと僕の心に迫りはじめまして、なんていうの?これが恋?」「世の中の恋人たちに謝ってください。」「で今回の新刊なんですが、タイトルどおり猫耳の可愛い婦警さんコンビが活躍する、架空のアニメっつーか世界観をイラストやら文章やらで解説、といった内容なんですね。で、まずタイトルロゴから心憎いワザが効いてます。」







「上の画像がそのタイトルですね。あ〜コレ猫耳警察の『耳』がホントにネコミミになってますね。」
「そーなんです。中面でも見出しとかにタイトルと似た書体が使用されているんで、イチからつくり起こしたロゴではないかと思うんですけれど、既存の書体にちょっと手を加える、えーとこの場合はネコミミを加えるってことですね、そうするだけでなんだかタイトルロゴらしくなってますね。基となった書体もかんざきさんの可愛らしい絵柄とマッチしてていいなあ。」「こういうちょっとした気配りが嬉しいですよね。無理矢理『デザインをカッチョよくするぞ!』っていう押し付けのデザインではなくって、あくまで絵柄や世界観を引き立てるための配慮っていう感じで、気持ち良く見る事ができるというか。」




「そしてコチラが中面。コチラも丁寧に情報が整理されてますねえ。キレイに文章をレイアウトしつつも、イラストを邪魔しない見せ方になってるんじゃないかと。」「絵もご自身で描かれている方なんで、やっぱり絵をどう見せるかということについては色々と考えていらっしゃるんじゃないですか。」「文章量も気軽に読めるくらいのボリュームでいいですよね。この猫耳警察ってもともとtabgraphicsのWebサイトで、エイプリルフール用に描かれた絵が元になってるんですよ。そーいったお気楽企画なんで、その気軽さ、楽しさをきちんと突き通している感じがありますね。」「あ〜あとこのノンブルとか、絵に対するコメントのデザインとかも気が効いてますねえ。」「ほほう」





「コメントもちゃんとキャラに言わせてるのがイイですよね。絵に対する説明なんだけれども、キャラに言わせることでスッと読む事ができるというか、読む事が面倒くさくないというか。」「『おしごと日記』の横の数字もちゃんとネコミミだ!(笑)ノンブルもそうですね。」「あとキャラの表情もコメントにあわせて描き起こしてあるのも気が効いてるなあ〜」「タイトルロゴからこういった細かい部分まで、世界観というか、楽しげな空気をよく出してるなあ。寝転びながらボケーっと読み返したい一冊ですね。」「アンタいつもボケーっとしてますけどね。」「それは余計だよ!」


  

  

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