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とらのあなが誕生して、現在に至るまでの約15年間。
それは、「オタク」と「デザイン」が歩み寄った15年でもあり、
それぞれに大きな変革を受け入れた時期でもあった。
独断と偏見で綴る、「オタク」と「デザイン」の近代史!?




とらのあなでかつてデザイナーとして勤め、現在オタク業界で「ストライクウィッチーズ」「島田フミカネ ART WORKS」など数多くのコンテンツのデザインに携わる、デザイナー・沼利光さんにインタビュー。とらのあなの話と、デザインの話と、あと「ぱんつじゃないから恥ずかしくないもん!」の誕生秘話(?)。



美少女ゲーム売り場という名の戦場で、火花を散らす
各メーカーさんのチラシたち。その中でもちょっと気になった
チラシたちを、本誌の偵察兵たちがレビュー。



アキバで働く、普通の人に写真をせがむ。
今回は駅前のあの店の店員さん。




…今回は特集+特集関連インタビュが全体の9割くらい占めております。
今までの号の中でいちばん評論本らしいかも?
特集記事は、90年代のデザインの変化、DTP普及後のデザイン界隈の変化とか、テクノ・デザイン・ゲームが妙に近づいた頃を知っている人には懐かしくて、知らない人には「へー、そんなんがあったんだ」と言う感じの特集になっております。このへんのデザインの流れを統括した資料とかがあんまし見た事が無い気がしたので、この時期のデザインとオタクの関係をまとめてみました。オタク側が自意識的にデザインを取り込み始めた時期(もちろん90年代以前にもそうしたことをしたオタクもいましたが、大きく目立ったのはこの時期だったかと。)でもあり、本誌もこの時期のデザインやコンテンツの影響を多大に受けているので、ちょっと一度振り返ってみて、デザインとオタクにとって90年代ってどういう時代だったのかを考えてみようかなと。

ところで「とらのあな」が創業したのは1994年。そのころのとらのあなは、果てしなくアングラでマニアックなお店でした。そんなとらのあなが拡大し、発行する印刷物や店先のサインが洗練されていく歴史は、実は90年代のデザインシーンの変化とも無関係ではなかったのではないかと思います。

DTPをはじめとするデジタル技術によって、デザイン業界にどんな変化が訪れたのか。そのデザインの変化は、オタクにどのように取り入れられていったのか。そのひとつの現れとして、とらのあなのデザインはどう変わったのか。90年代初頭から現在に至る経緯は、ある面では「オタクがデザインというものに対して、自覚的になり始めた歴史」とも捉えられるかもしれません。

と、そんな特集に関連して、今号ではカド●ワ系のコミックなどを多く手掛けるデザイナー、沼利光さん(D式Graphics)にインタビューをさせて頂きました。オタク界隈でのデザインの変化が激しかった時期に、とらのあなでデザイナーとして勤めたこともある沼さんに、当時のとらのあなや、オタクや、デザイン界隈の雰囲気を伺いつつ、沼さん自身のデザインに対する考え方や、「ぱんつじゃないから恥ずかしくないもん!」のコピーの話まで、あれこれお伺いしてきました。

…と、今回はちょっと評論本らしい内容になった「オタクとデザイン 第3号」。2008年冬コミ発売です。よろしくどうぞ!


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